歯科技工士の徒然日記436日本全身咬合学会事前抄録

 第33回日本全身咬合学会学術大会一般口演の事前抄録が出来ました。

 

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 33年間勤務している歯科医院の咬合治療の臨床現場に立ち続けています。そしてつくづく思うことは、人間の全身は下顎位次第であるということです。全身の歪みは下顎左偏位による直立二足歩行の上層部の重力バランスの乱れの補正姿勢であるということです。

 全身の歪みは下顎位を重力位に合わせ原因を除去すれば、補正姿勢で全身を歪ませる必要がなくなり、人間というか生き物本来の全身が左右対称のシンメトリーになります。本来の像に戻り身体の異常を知らせるための凝り、痛み・痺れ・機能不全の必要が無くなり全身症状は消失します。

 全身の歪みは下顎左偏位の補正姿勢を本人自ら全身バランスのためにわざわざ作っているものなのです。そのため肩や骨盤など一部分だけを勝手に治してしまうと、せっかく取った補正姿勢が崩れて全身のバランスを失い首や股関節や膝などに皺寄せが行き、余計に痛めることになります。

 咬合接触点は、地球の自転と公転からの力による下顎が左にずらされる力により歯軸を倒され下顎の左ずれを溜め込んでもいますが、これ以上の下顎のずれに抵抗もしています。現行の虫歯治療でう蝕周辺の天然歯質を外開き・維持形態・保持形態・クラウンの支台歯形成などと大きく削ります。この行為により下顎のずれに抵抗している無数の咬合接触点が失われて、地球の自転と公転からの力により飛躍的に左偏位が助長されます。

 下顎左偏位が大きくなれば直立二足歩行の上層部の重力バランスの崩れが大きくなり補正姿勢の全身の歪みも大きくなり、全身症状の酷さも大きくなります。

 虫歯は痛い。歯髄炎ともなれば死ぬほど痛い。とにかくこの痛みを取って欲しい。後先のことなど考える余裕など微塵も無い。歯医者は麻酔をして神経を引き千切る。神経が無くなったのでとりあえず痛みは無くなりホッとします。助かった、先生ありがとうございます。抜髄する為には咬合接触点を全て削ってしまいます。ホッとした頃には下顎位は大きく左偏位をしていきます。その後根管治療が施され、金属かファイバーの土台が入り支台形成をして印象を採得して柔らかいプラスチックの仮歯を入れて歯科技工士による歯科補綴物の仕上がりを待ちます。その間も柔らかい仮歯を減らしながら刻一刻と左偏位して行きます。完成した歯科補綴物銀歯を患者さんを寝かせて口腔内で合わせます。型を採った時点と下顎位はさらに左偏位して違ってしまっているので銀歯は当然高いです。患者さんを寝かせて治療すると重力で下顎はさらに左偏位してそこに銀歯をガリガリ削り下顎をずらしながら合わせます。いくらずれると言ってもこれ以上はずれないでしょうというところまでずれて患者さんは高くないと言い落ち着き、左偏位が完成します。治療が終わり立ち上がると重力を受け補正姿勢が大きくなっています。その後補正姿勢の全身の歪みによる全身症状が発症します。歯科治療が終わったら姿見で全身の姿勢を自らチェックしなければいけません。左右の肩の高さを比べて見て下さい。違っていれば下顎位をずらされた補正姿勢です。

 これらは全て歯科界に地球の自転と公転からの力により下顎はずらされるという概念が無いからです。

 これが34年間10000人以上の新患の患者さんを見て、下顎位を補正して全身の変化を患者さんに姿見の前で体験していただくバイトトライに立ち会った私の偽りのない実感です。

 一貫して学会発表の目的は、地球の自転が如何にして人間の全身に回転力を与えるのかを証明することです。そして宇宙と歯科治療を結ぶ付けることです。

 

 

 

 

 

 

歯科技工士の徒然日記435腰痛がふっとんだふとん店

 関東南部から来られる60代の女性の患者さんがいます。

 心臓に不安を抱えて激しい動悸に苛まれ、しつこい腰痛の持病も抱えています。

 長年にわたって咬合治療を続けて左偏位を修正して、良くなったり振り返したりを繰り返して、それでも総体としては軽減していると、言ってはいます。

 そんな患者さんが、行きつけの整体師さんの紹介で御殿場のふとん屋さんに赴きカスタムメイドの10数万円のマットレスを作ってもらい使用しているうちに、あれ程しつこかった腰痛を感じなくなったと言って来ました。

 

 そのふとん屋さんは櫻道ふとん店と言います。

 自信がふっとんだ気もしましたが、何より患者さんか楽になったことが嬉しくもあり、ふとん店やるなぁとたくましさも感じます。

 思えば、お客さんの全身の健康を考えて達人が本気で打ち込めば、靴屋さんだって膝痛や腰痛も治せると思いますし、事実そんな報告も聞いています。

 自然農法家も顧客の全身の健康を考えて、米や野菜を作れば癌も治せると思いますし。

 メガネ屋さんもめまいや脳までも良くすることが出来ると思います。

 全ての職業人が顧客の全身の健康を考えた仕事をすれば、日本人は大きく変わり健康になり、破綻しそうな医療費もどうにかなるかも知れません。

 それを踏まえれば、歯科医師も歯科技工士も歯科衛生士も、今以上に患者さんの全身の健康に大きく貢献出来るし、今以上全身を考えて仕事をしなければと思います。

 

 

 

戸矢隆による歯科技工士の徒然日記434めまい・ふらつきと下顎位

 中部地方から10年以上めまい・ふらつきでまともに歩けない。という患者さんが来院しました。観ると下顎位は著しく左側に偏位して左側の咬合口径が著しく低い。初診の患者さんには皆さんにする事ですが、患者さんを大きな姿見の鏡の前で姿勢の説明をします。大きな下顎左側偏位に伴い、全身の歪みも大きくなっています。全身左上がりの左螺旋回転をして捻じれ上がっています。左目が右目より高い位置にあり、耳の説明を始めると患者さんは大きな声を出して驚きました。びっくりする程左耳が右耳より高い位置にあったのです。

 耳(内耳)には聴覚の受容器である蝸牛とともに、平衡感覚の関与する半規管と耳石器があり、半規管は回転加速度を受容し、耳石器は直線加速度を受容し重力方向を感知します。その平衡感覚の基準である3つある半規管と耳石器の左右の位置がこんなにも歪んでいるのです。普通に考えて平衡感覚を乱したり、めまいやふらつきを起こすことは当たり前だと思います。歪んだ物差しで長さを計るようなものです。

 下顎位を重力位(宇宙咬合位)に合わせ、バイトシリコンゴムを流します。全身が左右対称のシンメトリーになり、両目も両耳も同じ高さの水平になり、めまいも改善されて歩けるようになりました。この下顎位でレジンスプリントを製作してセットしめまいは改善して目も開き視界がクリアになったと言っています。全身症状が改善すると、左側上下の歯科補綴物が著しく低い、大きく隙間が空いています。一見して高そうな補綴物が入っています。この歯科補綴治療で下顎位を大きく左側偏位させています。下顎が偏位すると目の位置も耳の位置も歪む程、歪んだ応力が頭蓋骨全体に働いているのです。頭痛がしたり目が疲れたりする事も普通に考えて当たり前の事だと思います。これが歯科技工士の見解です。

 一般的な耳鼻咽喉科の医師の見解はこうです。良性発作性頭位めまい症の原因は、何らかのきっかけで耳石が剥がれ落ち、半規管のいづれかに入り込むと中で耳石が動くことでリンパ液の流動が起こり、その刺激でめまいが引き起こされる。またある内科医は、耳の奥にある内耳の前庭迷路、そこから脳へとのびる前庭神経、脳内の前庭神経、前庭小脳あるいは神経連絡路の障害と言っています。さらにストレスや寝不足や疲労も原因になると言っています。

 何らかのきっかけとは何であろうか?例えば男性と女性との出逢いであったならばそれでも良いでしょう。しかしやたらとエビデンス・ベースド・メディスンと口うるさく言う医療界において、それで良いのでしょうか?神経連絡路の障害の原因は何なのでしょうか?原因・原因とは言いますが、最初の原因までたどり着いてはいません。全て途中からです。

 何らかのきっかけの原因とは頭蓋骨及び耳・内耳の歪みではないでしょうか。

神経連絡路の障害の原因とは頭蓋骨及び耳・内耳の歪みではないでしょうか。そしてその原因は下顎位の左偏位、その原因は電子のスピンと地球の自転と公転、その原因は素領域の膨張と収縮による回転と振動、その原因はビッグバンによる宇宙の拡大と星や銀河の収束による誕生。これより前があるでしょうか?爆発寸前の無の状態でのエネルギーMAX状態。そこまでいかなくてもビッグバンで良いとは思います。めまい・頭蓋骨の歪み・下顎左側偏位・電子のスピンと地球の自転と公転。

 めまいの原因もここまで遡れますし、ここまで遡らなければ原因とは言えません。全て途中から始まっています。だからこその宇宙咬合位であり、下顎位は宇宙・素領域・素粒子から考えなければならないのです。

 

 

戸矢隆による歯科技工士の徒然日記433

 Amebaブログが書けない間本を読んでいました。

死は存在しない 腰痛学校 アドラー心理学入門などです。

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 いずれもfacebookで知った本です

それと

 このはてなブログ操体法のブログを読み続けて、

エキサイトブログでエネルギー体理論を読み続けています。

 腰痛学校と操体法で、なんとなくではあるのですが、老後の目標が見つかったような気がしています。

 キーワードはセルフケア、出来たらセルフキュアです。

 老後リタイアしたら

「自分で出来る侵襲性の極めて少ないあるいは全く無い咬合治療法の確立と普及を目指す。」

これが私の老後の目標です。

 歯科医院勤務歯科技工士でいる間は少しでも法人の業績に寄与しなければなりませんので、そんな事は言っていられません。

 

 自分で出来る侵襲性の極めて少ない咬合治療とは、まず咬合治療教室を開く(これが出来るだろうか)、整形外科に行っても整体に行っても治らない全身症状をお持ちの皆さんにペアで来ていただく、出来れば夫婦が良いです。講義で下顎位の重力位を教えます。右則の最後臼歯にガーゼを咬ませある程度の隙間を作り、下顎位を重力位に合わせます。ある程度とは3ミリくらい。その隙間に自分自身かあるいはパートナーにGCの(GCからは1円もいただいていません)エグザバイトクリアを流します。硬化を待ち、ハサミでバリを切り取り(100円均一のギザギザのついたハサミが良く切れます。くどいですが100円均一からは1円もいただいていません)、就寝中及び食べない、喋らない間咬んでいていただきます。これで全身左右シンメトリーになり、ある程度の頭・目・肩・腰・膝・足首の凝り・痛み・痺れ・機能不全が緩和出来ます。お金は材料費以外はいただきません。私自身は患者さんあるいは受講生に一切接触致しません。生活は年金とシルバー人材センターで稼いで賄います。これは歯科医師法に抵触するでしょうか?

 人間は、というか生き物はある条件例えば良い条件あるいは悪い条件を与えると、その条件に適応しようとします。それを極小の進化あるいは退化と呼んでも良いのかも知れません。良い条件、全身バランスに適応した下顎位を与えると、歯列や対合関係がその条件に適応しようとします。習慣性の下顎位と全身バランス重力位の下顎位との歯列や対合関係のギャップが時間の経過と共に歩み寄り、ギャップが小さくなってゆくのです。それはまるで動物の傷が治ったり、折れた植物の枝の痕がふさがれるように。手荒な天然歯質を削ったり矯正などしなくても、生き物はどうにかして適応しようとします。その力を最大限に活用するのです。

 どうでしょうか?

 自然と呼べるのでしょうか?敢て言えば、自然な左右シンメトリーな条件を与えておいて適応する自然に委ねる、条件づけです。

 咬合・下顎位が全身与える影響はあまりにも大きい。一般の患者さん達あるいは歯科医療従事者の想像を遥かに絶する程です。

 Amebaブログでは、現行の歯科医療の否定と改善作、危険の喚起が中心でしたが、はてなブログになりましたので、歯科医療の可能性や咬合・下顎位の持つ偉大なパワーを前向きに書いていければと思います。

 語調も、である調からです・ます調に変えて謙虚に書いていければと思います。

 

 

 

 

 

 

戸矢隆による歯科技工士の徒然日記432

私は歯科技工士の戸矢隆ともうします

Amebaブログさんで6年間下顎のずれと全身の不調との関連性を訴え続けてきましたが、今回ログインのトラブルでAmebaブログさんの自分のブログに入れなくなってしまいました。

  IDとパスワードは本当に苦手で、恐ろしささえ感じます。しかしブログを乗っ取られて、私の名前で勝手なことを書かれるのも、それはそれで恐ろしいことなので、仕方ないともおもいます。

 今回からはてなブログさんにお世話になって書き進めようと思います。はてなブログさんはずっと操体法のブログを読んでいました。エキサイトブログさんもエネルギー体理論を読んでいたのですが、またしてもログインが上手く出来ず、こんな私を受け入れて下さったはてなブログさんに感謝しています。

 Amebaブログさんでは歯科技工士の徒然日記を431回日本全身咬合学会学術大会発表まで書いたので一区切りとして、気持ちを新たにして再出発するのも良いのかなと思っています。

 今まで読んで下さった皆さんは気付いてくれるでしょうか。もしかしたら新しい出逢いもあるのでしょうか。

 まさに不安と期待を感じながら新天地で、下顎のずれと全身の不調との関連性を訴え続けて行こうと思います。

 よろしくお願い致します、